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寂寥郊野

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芥川賞をとった『寂寥郊野』っていう短編小説があるのですが、知ってますか?

これ↓
寂寥郊野

アメリカ人と国際結婚して、アメリカへ移住した日本人女性が、年を取りアルツハイマーになり、次第に英語が話せなくなっていく、という話です。

要するに夫とコミュニケーションが取れなくなっていくんですが、錯乱した妻を息子が日本語でなだめる場面で、夫が受ける衝撃。自分には全く理解できない言葉でコミュニケートする2人を見て、夫は取り残されたような孤独を感じるワケです。

国際結婚夫婦でも、パートナーの母語を理解できない方はたくさんいらっしゃると思います。日米夫婦で会話はオール英語、日中夫婦で会話は全て日本語etc・・・。

こういう家庭環境でバイリンガル育児をしている場合、子どもが成長してふたつの言葉を獲得したとき、この小説に似た場面にきっと出会うことでしょう・・・。

会話に入れなくて悲しい、同じタイミングで笑ったりできないのがさみしい・・・のような。これって、けっこう心にのしかかってくるものです。

子どもではなく、親の側の悩みですが・・・。あなたの家庭では、どうされていますか?

バイリンガル育児・失敗談

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バイリンガル子育ての、失敗編、私の友人です。

まあ失敗と言っても、まだ十分にリカバリーできるでしょうから、一つの事例ということでご覧ください。

彼はベトナム人配偶者を持っていて、家庭内でもベトナム語を使っているらしく、そのせいでお子さんが日本語をほぼ全く解さなくなってしまいました。今2歳ですが、ベトナム語はかなりうまく話せるとのこと。

でも、ほぼ100%ベトナム語の世界で育ってしまったので、今になって日本語で話すと、「何言ってるか、わからない!」と言って暴れだすとか(笑)。

バイリンガル子育ては、生まれたときから始めるのがいい、という好例(?)でしょうか。

しかしながら、言語学では幼児が言語を「母語」として習得できる期間は、大体13歳前後まで、とされています。それをすぎると、母語として言語を習得するのが困難になってしまうわけですが、それまではリカバリーもできるということ。

彼が根気よく自分の母語(日本語)だけで話しかけるようにしていれば、まだ大丈夫だと思います。


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